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セルロースファイバーの歴史

元アメリカ大統領が初めて取り入れた断熱材がセルロース

5セントコイン

アメリカで初めて断熱材を取り入れた建築家は、第3代アメリカ合衆国大統領のThomas Jeffersonで、自身の邸宅でもあるMonticelloに施工をしました。彼が施工した断熱材はセルロースでした。邸宅は主にジェファーソン独自のデザインによるものであり、1769年に建設が始まり、その後再設計・増築を経て、1809年に完成しました。この建物はアメリカの5セント硬貨の裏面に描かれています。Thomas Jeffersonは、建築家でありヨーロッパから様々な技術やアイデアをアメリカに持ち込んだことで有名なので、起源はヨーローッパにあるかもしれません。多くの国で、おがくずや紙が天井の断熱材として100年以上前から使用されています。今日でも、環境先進国アメリカで1900年代に建てられた家でこの事例を見ることができます。

セルロースファイバーの起源

”セルロース”という言葉はあらゆる植物生命体の繊維状のものをベースにしているものを指します。木、紙、そのほかの植物系のものをベースにして製造されたものはすべてセルロース系材料となります。今日のセルロース断熱材はリサイクルペーパーで製造され、耐火、害虫駆除の目的でホウ酸塩が処方されています。Jeffersonの時代やその後の歴史の中では断熱材料の選択は、原材料や副産物のあり方により決められてきました。1900年に入ってからは、その原材料は木となり、断熱材はバルサやバルサのおがくずを紙で包んだものでした。バルサ断熱材は今でもアメリカの北東部の古い民家で見ることができます。

セルロースファイバーの発展

紙の産業が発展するにつれ、断熱材に使用される原材料は紙の副産物であることが一般的となってきました。もともとは制振材(吸音材)として製造されていた紙を主体としたセルロースはすぐに効果的で、密度の高い断熱材となることがわかりましが、初期のセルロース断熱材は今日のようなファイバーテクノロジーや施工機械の恩恵を伴わず、市場的には小さなものでした。
エネルギーコストの増大にともなう断熱の需要により、今ではセルロース断熱は主たる断熱材の一つとなりました。初期の時代のセルロースとは比べ物にならないくらい、今日のセルロース断熱材は安全で耐火性、害虫駆除に優れています。この特徴はまた、他の断熱材をしのぐものとなっています。