セルロースファイバーQ&A

セルロースファイバーに関するよくある質問Q&A集

セルロースファイバー 断熱材とは?

新聞紙、ダンボールなどの紙をリサイクルし細かく切削しふあふあにしたものに主にホウ酸を混ぜたエコ断熱材です。

どんなところが一番いいですか?

一番は湿度を調整できることです。室内の湿気を吸い込んだり、吐き出したりして調整します。 セルロースファイバーが呼吸するということです。

含有されているホウ素系薬剤は体に大丈夫ですか?

ホウ酸は弱い殺菌、消毒性があり、目を洗うホウ酸と同じ種類の材料です。正しい使い方と量を間違わなければ安全です。

紙から出来ていたら燃えたりしませんか?

ホウ酸が添加していることから難燃性があります。ガスのバーナーで燃やしても黒く炭化するだけで素材自体で燃え広がらない性質を持っています。

セルロースファイバーからホルムアルデヒドはでてきますか?

シックハウスの原因となるホルムアルデヒドは基本的に含まれておりません。安全で安心してお使いいただける断熱材です。

紙の断熱材でしたらカビたり、虫がわいたりしませんか?

ホウ酸が混ぜてあるためカビに対して抵抗性があります。セルロースファイバー自体が呼吸することとでカビを生えにくくします。またホウ酸が添加しているため害虫に対して効果があります。 ゴキブリ団子のホウ酸と同じ効果があります。

セルロースファイバーを触るとチクチクしないですか?

ほかの断熱材のグラスウールのようにチクチクはしないです。綿状のふあふあで柔らかい感じです。

セルロースファイバーはエコな断熱材ですか?

製造エネルギー(エンボディドエネルギー)は他の断熱材と比べるとはるかに少ないエネルギーで作られています。

施工にどれぐらいの日数がかかりますか?

戸建て住宅で35坪ぐらいの家で外壁の壁と天井でおおよそ3日程度です。床も施工するとプラス1日ほどかかります。(施工方法と施工箇所の納め方にも変わってきますので参考にしてください。)

勾配天井にも施工できますか?

施工はできます。シートを貼り、壁のように吹き込んできます。その際、背が届かないので足場が必要になります。

経年による沈降はしないですか?

セルロースファイバーの密度しっかり規定密度で施工すると下がりにくくなります。性能評価機関で実際に壁に吹き込み、振動を強制的に与え、振動後、沈下が見られなかったことが実証されています。経年劣化30年相当を試験にて実証されています。壁に吹き込みして密度が低いと下がりますので信頼できる専門技術者の施工をお勧めします。

セルロースファイバーが壁から出てくるようなことはありませんか?

セルロースファイバー断熱材は仕上げではなくその上にせっこうボードを貼りますので、基本的には出てくる隙間がありません。天井のダウンライトなどは照明器具をしっかり留め付け隙間のないようにすれば大丈夫です。

リフォームに使用することはできますか?

壁材(せっこうボードなど)をめくり、もともと入っている断熱材を取り除けば施工可能です。壁の中を確認することができ、耐震補強や構造材のシロアリの被害のチェックも出来、しっかりとした断熱リフォームが可能です。

セルロースファイバーは建物解体のときはどうするのですか?

乾式(乾燥したセルロースファイバーの吹き込み工法)でしたら、掻き落とし収集してリサイクルできるものもあります。リサイクルしないようでしたら、今のところ産業廃棄物として処理する方法もあります。

増築工事に使用することはできますか?

増築工事や1室だけの部分施工も可能です。防音性に優れているため、ピアノのお部屋や趣味の音楽のお部屋、ホームシアターのお部屋の壁や床、天井に施工することも出来ます。