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気密性能測定器を活用して断熱施工の品質を管理しながら工事関係者の接触機会を低減する方法
気密性能測定器を活用して断熱施工の品質を管理しながら工事関係者の接触機会を低減します。 具体的には工事の前に打ち合わせし、 その現場において気密性能測定を行う現場であることをお施主様および工事関係者に周知します。
気密性能測定を周知された建築現場では、下請け業者の断熱施工の品質に対する意識の高い状態で全体的に工事が進捗する。
簡単にご説明しますと、
気密測定するということを周知することで、外壁や床、天井、屋根面に許可なく勝手に孔を空けない、貫通させない理由が分かれば各工事業者は自身で考え、または事前に相談し、毎日、工事現場でその都度、打ち合わせしたり、現場監督さんが指摘して、立ち会って指示したりすることを減らせます。特に外壁や床、天井、屋根面を勝手に貫通させないということは、欠陥住宅の1番の原因の雨漏りを防ぎます。また、住宅の品質の最大重要項目の断熱、気密性能を低下させる原因が少なくなる、対策を持って対応できることになります。
気密測定実施によるメリット
1.現場の作業する工事関係者の打ち合わせ等による接触機会を低減できる
2.防水性能のチェックの1つになる。(欠陥
3.隙間がなくなることにより断熱欠損をチェックできる
4.気密性能をチェックできる
建築現場で断熱工事まで完了し、室内側の下地ボードを張る前の段階で、気密性能測定を実施します。この気密性能測定には、関連する下請け業者と現場監督らが立ち会い、気密の確保できてない部分が無いかチェックし、適宜ダメ直しを行い、ダメ直し後の気密性能をもって、建築現場の品質管理を行う。
気密性能測定で建築現場の品質を管理できることにより、従来毎日のように行ってきた現場監督による協力業者(下請業者)の現場確認(接触の回数や時間)を低減できます。同様に気密性能測定により品値管理された建築現場となることから、お施主様の現場確認(接触の回数や時間)も低減する。(気密測定の結果をお施主様へ提出でき、性能が確保できていることの証明の1つになります)
次に、下地ボード張り、各設備工事、仕上げ工事など全ての工事が完了した段階で気密性能測定を実施する。この完成時の気密測定にも、関連業者および現場監督らが立ち会い、気密の甘い部分が無いかチェックして、建築現場の完成検査のひとつとなります。
気密測定による工事関係者接触機会低減の手順
1.気密性能測定を行う現場であることをお施主様および工事関係者に周知します。
2.外壁、天井、屋根、床面に貫通させるものについて事前に相談、打ち合わせする。
3.断熱工事まで完了し、室内側の下地ボードを張る前の段階で、気密性能測定を実施する。
(関連する協力業者と現場監督らが立ち会い、気密性能をもって、建築現場の品質管理を行う)
4.下地ボード張り、各設備工事、仕上げ工事など全ての工事が完了した段階で気密性能測定を実施する。
(関連する協力業者および現場監督らが立ち会い、気密の甘い部分が無いかチェックして、品質を確保し、建築現場の完成検査とする)